寸借詐欺にあった話。対処法は知っておこう!

 
最近、ネットで「寸借詐欺にあった」という内容の記事を読みました。

なんだそれ？と思い調べてみると、数年前に自分自身が経験したことと、全く同じじゃないか・・・と驚きました。

もっと早くから「寸借詐欺」に関する記事を読んでいれば、対応も全然違ったし、被害にあうこともなかった・・・

この記事を見た人が同じ被害に合わないように・・・と思い、簡単にその時の状況をまとめてみました。

寸借詐欺とは？

寸借詐欺（すんしゃくさぎ）とは、その名の通り「寸：ごくわずかなこと」「借：お金などを人に借りること」で、ごくわずかなお金を人の善意につけこんで、借りるふりをしてだまし取る詐欺のことをいいます。

“人の善意につけこむ”というところが、何とも腹立たしいですね・・・！

詐欺にあった時の状況

もう何年も前のことになりますが、当時は電車で会社に通っていました。

その仕事の帰り、電車から降りて駅前のロータリーを歩いていたところ、“見知らぬおじさん”に話しかけらました。何だかちょっと小汚い格好をしており、何だか怪しげなおじさんだったと思います。

その見知らぬおじさんは「帰りの電車賃がないので、お金を貸してくれませんか？もし無理なら〇〇駅まで歩いて帰ろうと思っています。」と言ってきました。

（おいおい！〇〇駅まで歩いて帰ったら４時間以上はかかるんじゃ・・・でもお金を渡すのはちょっと気が引けるし、断りたいな）と内心では思っていました。

でもそんな話を聞いたあとに、貸せません！とは言いにくく、電車賃も500円程だったので「少しくらいなら、、、」と電車賃を渡しました。

その後、見知らぬおじさんは「ありがとうございます」と言い、そそくさと駅の方に立ち去りました。

私はお金の貸し借りは嫌いな方なので、なんとも複雑な気持ちになりましたが、とりあえず“いいことをした”と思っていました。

当時は「寸借詐欺」という言葉自体、全く知らなかったですからね。

しかし、ネットの記事を読んで、あれは「寸借詐欺」だったのかもしれない、ということを知るのでした。

あの時の“いいことをした”と少しでも思った私の気持ちを返してくれ！

どんな場所で寸借詐欺にあいやすい？

アパートやマンションの前、人通りの少ない道、皆さん様々な場所で被害にあわれているようでしたが、その中でも圧倒的に多かったのが駅前でした。

駅前だと本当に電車に乗れなくて困っているんだ、と同情を買いやすいのかなと思いました。私も当時は普通に同情してしまっていました(笑)

詐欺師の特徴は？

詐欺師の一番わかりやすい特徴としては身なりが小汚いということが挙げられます。

普通の格好をした人もいるかと思いますが、明らかに怪しい雰囲気を出している人には要注意です！

あと、キョロキョロと人を物色しているような人にも要注意！ターゲットを探している可能性があるので、目を合わさないようにしましょう！

寸借詐欺かな？と思ったら

簡単な対処法としては３点あります。これだけは覚えておきましょう！

交番へ行くことを勧める

実は交番へ行けばお金は借りられます。基本的には1000円が上限みたいですが。
（当時の私に教えてあげたかった。。。）

なので、お金を貸してと言われたらまずは「交番でお金が借りられるので一緒に行きましょう！」と言いましょう。本当に困っている人ならば、一緒に行くでしょうし、詐欺目的の人ならば逃げるはずです。

交番でお金が借りられるということを知っているだけで対応も大きく違ってきます。

是非とも覚えておきましょう！

hihin.net

顔や身分証明書の写真を撮らせて！と言う

詐欺の場合、証拠が残ってしまうのは絶対に避けたいと思っているので、これで詐欺かどうかの判断も付きます。

本当に困っていて、お金を返そうと思ってくれている人なら応じてくれます。

携帯番号を教えてもらったらその場でかける

後で返すからと、電話番号を教えてくれることがあると思います。

その場合は必ずかけ直して、ちゃんと繋がる番号なのかを確認しておきましょう。

詐欺ならば絶対適当に番号を伝えてきます。

寸借詐欺の被害にあってしまったら

残念ながら、警察に相談してもお金を取り戻すことは、ほぼ不可能です。

何故かというと、被害にあったかも！？と気付いた頃には、証拠も何も無いし、詐欺師はどこに行ったのかもわからない・・・。そんな人が非常に多いからです。

もし仮に証拠が色々あったとしても、訴えるとなると渡してしまった電車賃よりも遥かに高額な費用が必要になってしまいます。

素直に諦めるしかないのです。。。

もし被害にあったしまったら、今回は勉強代を払ったと思って、次に同じ被害に合わないようにしましょう！

まとめ

私の時もそうでしたが、あの見知らぬおじさんが、本当に詐欺師だったのか、本当に困っていた人だったのかは今もまだ謎です。

ですが、中には人を騙そうとして、近づいてくる人もいるみたいなので、最低限こんな詐欺があるんだよ！こうしたら対処できるよ！ということを覚えていて欲しいです。

どんな詐欺か知っているだけで、対応が大きく変わってきます。

皆さんも詐欺には十分気を付けて！