ジャズギターの巨匠!ウェス・モンゴメリー|おすすめのアルバム
ジャズギターの巨匠といえば誰を思い浮かべますか?
ジャズを少しでも知っている人なら、間違いなく”ウェス・モンゴメリー”と答えるでしょう。それくらい彼は有名で、素晴らしい曲も数多く生み出してきました。
ジャズといえば少しお堅いイメージもあるかと思いますが、彼の作った曲はとても聴きやすく馴染みやすいサウンドで、一度聴いたらすぐ覚えられるようなメロディに仕上がっています。
そんな素敵な曲を数多く残してくれた、ウェス・モンゴメリーのおすすめアルバムを紹介していきたいと思います。
ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)とは?
ジャズギターの巨匠といえばこの人!というくらい本当に有名人です。
ちなみに、ウェス・モンゴメリーの”ウェス”は本名ではなく、彼の愛称だそうです。
私がジャズギターを始めて最初に知った人が彼でした。とてもアドリブのメロディが素敵で聴きやすく、CDを毎日何度も何度も聞き返して真似しました。
また、ウェス・モンゴメリーは1968年に45歳という若さで亡くなっています。彼がもっと長生きしてしていたら、もっとたくさんの楽曲が残されていたでしょうね。本当に悔やまれます。
親指のみでギターを弾く
ウェス・モンゴメリーはギターをピックではなく、全て親指で弾きます。親指の腹を使って弾く彼のギターは尖った感じの音ではなく、柔らかい音が特徴となっています。
この弾き方は、特別技術的な理由があった訳ではなく、ご近所さんに迷惑をかけない為だったようです(笑)
すごく優しい人だったんですね!
ウェスがこのユニークなテクニックを駆使するようになったのは、技術的な理由ではなく近隣への配慮が理由でした。彼が機械工として長時間にわたり工場で労働していた頃、ギターの練習時間は夜中だったのです。近隣から苦情が来ないよう、ウェスは親指を使って静かに騒音を出さないように弾き始めたのです。
引用:ギブソンHP
オクターヴ奏法の先駆者
普通、ギターで1つの音を鳴らすときは1本の弦しか弾きません。しかし、ウェス・モンゴメリーは2本の弦を使い、1オクターブ違いの音を同時に鳴らします。これを”オクターブ奏法”と呼びます。
私でもゆっくりで簡単な曲だったらオクターブ奏法で弾けたりもしますが、彼はかなり早い曲のメロディやアドリブでもオクターブ奏法を頻繁に使用します。
これはウェス・モンゴメリーだからこそできる芸当で、彼のようなテクニックを持ったギタリストはもう二度と表れないだろうとも言われています。
おすすめのアルバム
私が何度も聞いたアルバムと、その中でも特に聞いて欲しいおすすめの楽曲を紹介します。他にもおすすめしたいものもありますが、とりあえず2つのアルバムを紹介します。
Full House(フルハウス)
ウェス・モンゴメリーといえばこのアルバム!
そして、このアルバムのタイトルにもなっている”Full House”がとにかくおすすめ!
ウェスのギターテクもすごいですが、テナーサックス奏者のジョニー・グリフィン(Jonny Griffin)とのユニゾンがとてもかっこいい!
それ以外の曲ももちろん素敵なので、ぜひ一度聞いてみてほしいと思います。
Wes Montgomery quartet - full house
The Incredible Jazz Guitar Of Wes Montgomery
アルバムの”Incredible”の名前の通り、信じられないような素晴らしい楽曲を聴くことができます。”Full House”も好きなアルバムですが、私はこちらの方が好きな曲が多いです。
このアルバムでおすすめなのが、1曲目の”Airegin”と4曲目の”Four On Six”です。
”Airegin”はテナーサックス奏者のソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)が作曲した曲ですが、ウェス・モンゴメリーが演奏することによってさらにかっこよく、疾走感あふれる曲に仕上がっています。
”Four On Six”はジャズのスタンダード曲にもなっている曲で、ウェス・モンゴメリーが作曲した曲です。ちょっと怪しげな雰囲気の曲ですが、とにかくかっこいい!の言葉に尽きます。
これもまたぜひとも聴いてください!
まとめ的な
今回は2つのアルバムを紹介しましたが、他にもたくさんの素晴らしいアルバムがあります。これが気に入ったら他のアルバムも探してみて欲しいと思います。
ちなみに、最近知ったのですがアマゾンプライム会員ならかなりの数のジャズを聴けるんですねー!なので、最近は毎日ジャズ聴いています♪
プライム会員でよかったー!