ジャズ初心者におすすめしたい名曲を10曲厳選して紹介します
どうも、らいです。
皆さん、最近ジャズは聴いていますか?
え?ジャズなんて聴いたことがない?
ジャズって初めての人でもすぐ楽しめるので、ほんと聴かないと損ですよ!
私は最近、Amazonプライムでジャズの名曲が聴けると知り、ジャズ熱が再発しております。というのも、私は大学時代にジャズ研究会(楽器はギターを担当)に入っており、毎日ひたすらジャズを聴き、部室でセッションに明け暮れ、寝ても覚めてもジャズのことばかり考えていました。その影響で今でもジャズが大好きなのです。
しかし、多くの人が私のような人ばかりではないので、ほとんどの人がこう思うはず。
- どんな曲が有名なの?
- 有名な人ってだれ?
- そもそもジャズってなんなの?
- 初心者でも聴いて楽しめるの?
実際、私も最初は同じようなことを思っていました。ですが、ジャズって思っているよりもずっとハードルは低いです。
なので、食わず嫌いにならず勇気をもってジャズというジャンルに足を踏み入れてみてください!
また、このページを見に来たということは、分からないなりに少しでもジャズに興味を持ってくれたということだと思います。
そんな方々にジャズを大好きになってもらうために、ジャズの魅力がいっぱい詰まった名曲を紹介していきたいと思います。
と、その前に。
ジャズについての簡単な説明と、ジャズの"曲の進行の仕方"についても簡単に触れておきたいと思います。
そんなの知ってるよ!という人は曲紹介のところまで読み飛ばしてもらって構いません。
ジャズとは?
ジャズ(英: jazz)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ合衆国南部の都市を中心に派生した音楽ジャンル。
引用:Wikipediaより
アメリカの南部で生まれた音楽で、生まれてからもう100年くらい経ちます。
それでも全然色あせておらず、今でも親しまれているなんて、ほんとすごいと思います。
以下のサイトが、ジャズってこんな音楽だよ!と、分かりやすくまとめてくれてました。
ジャズって知らないだけで、誰もが一度は聴いている
JAZZ(ジャズ)といえば、カフェや喫茶店で流れている音楽というイメージがあります。なので、ほとんどの人が「ジャズは聴いたことはある!」と答えると思います。
しかし、知っている曲の名前は?と聞かれて1曲でも答えられる人は、果たしてどれくらいいるでしょうか?
おそらく、知ってる人はほとんどいない、と私は思います。
私自身、ジャズを聴き始める前は、ジャズというジャンルがあることはもちろん知っていました。しかし、普段テレビや映画で耳にする曲のうち「いったいどれがジャズなのか」が全くわかりませんでした。
それもそのはずで、我々が普段耳にしている曲はジャズのスタンダードと呼ばれる曲をアレンジしたものが多く、曲は確かにジャズではあるけど全くジャズっぽくないです。でも、ジャズにちょっとでも詳しい人なら、曲を聞くだけで「あ!これはジャズの~という曲だな!」ということはすぐにわかります。
ちょっと意識してみると、意外とジャズって身の回りでたくさん使われているので、ぜひCM曲や映画の挿入歌などに耳を傾けてみてください。
ジャズの"曲の進行の仕方"について
ジャズを聴くうえで最低限覚えていて欲しいのが、"曲の進行の仕方"です。
これを覚えておくだけで、ぐっと理解度が増します。
曲の進行の仕方を、ピアノトリオ(ピアノ、ベース、ドラム)の場合で説明します。
(三人のグループのことをトリオと呼びます。)
1. ピアノがメインのメロディを楽譜通りに弾く(ピアノ以外は伴奏)
2. ピアノがソロ(アドリブ)をする(ピアノ以外は伴奏)
3. ベースがソロをする(ベース以外は伴奏)
4. ドラムがソロをする(ドラム以外は伴奏)
5. ピアノがメインのメロディを楽譜通りに弾く(ピアノ以外は伴奏)
このように、最初にピアノが楽譜通りにメインメロディ(主題と呼ぶ)を弾いたのち、各パートがソロ(アドリブとも言います)をします。そして、最後にピアノが楽譜通りにメロディを弾いて終わりです。
ソロ(アドリブ)とは、伴奏に合わせて自由に弾くことを指します。(ピアノだけでなく、ベースもドラムもソロをします!)なので、曲のメロディとは到底かけ離れた演奏をします。初めて聞く人からすれば、何の曲かわからんやん!と思うかもしれませんが、このソロこそがジャズの真骨頂なのです!
奏者によってかなり演奏の仕方に違いがあるので、ソロを聴いて誰が演奏しているかを当てるのも楽しいです。ジャズ上級者じゃないと、かなり難しいですがね(笑)
長々と説明しましたが、とりあえず難しいことは考えずに
メロディ→ソロ(アドリブ)→メロディ
という順番で演奏するものなんだと覚えておきましょう。
色々と例外はありますが、まずはこれを覚えておけば大丈夫!
ジャス初心者におすすめの曲
前置きが長くなりましたが、これから私がおすすめする曲を紹介していきます。
定番の名曲と、個人的に好きな曲を、かなり厳選して紹介いたします。(挙げだしたらきりがないで。。。笑)
前半の5曲はジャズのド定番ですが、後半の5曲は他のサイトとかではあまり紹介されておりません(決してマイナーな曲ではありません!)が、私が学生時代に毎日のように聞いていた曲でもあります。すっごくかっこいいのでぜひ皆さんにも聴いてほしいです!!
Autumn Leaves(枯葉)
ジャズといえばコレ!というくらい定番中の定番です。また、初めてジャズを練習する人の入門曲としても有名です。私も、ジャズ研で初めて練習した曲もこの「枯葉」でした。
色んな奏者によって演奏されており、本当に色んなアレンジがあります。なので、同じ曲なのに全く違う曲に聴こえるものもあったりします。
動画はトランペット奏者のChet Baker(チェット・ベイカー)による演奏です。
原曲をあまり崩さず、割と忠実に演奏しているのでメロディが分かりやすいと思います。
メインメロディは45秒辺りまで、ソロは54秒辺りから始まります。
" Autumn Leaves " Chet Baker - Paul Desmond
Fly me to the Moon(私を月に連れてって)
これもジャズの名曲で、入門曲としても枯葉と同じくらい有名です。また、エヴァンゲリオンのエンディング曲に使われているので、多くの人がこの曲を知っていると思います。
しかし、私もそうでしたが、当時はこの曲がジャズだという認識がありませんでした!
(ジャズ研に入ってからジャズだということを知りました)この曲は歌詞があるので、ヴォーカリストによって歌われることが多いです。
動画はあえてエヴァから(笑)
eva4_Fly me to the moon (Rei Misato Asuka)
Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)
白雪姫の挿入歌でもよく知られています。
なので、本当によく聴く曲だと思います。これもジャズなんですよねー!
動画は「モダン・ジャズの帝王」と呼ばれるトランペット奏者、Miles Davis(マイルス・デイビス)の演奏です。この人は、かなりの有名人なので覚えておきましょう!
前奏が長いですがメインメロディは40秒辺りから、ソロは1分16秒辺りから始まります。
Miles Davis: Someday My Prince Will Come
St. Thomas(セント・トーマス)
St. ThomasといえばSonny Rollins(ソニー・ロリンズ)というくらい有名な曲です。
すごく大好きな曲で、本当に何回も聴きました。聴くだけでなんだかハッピーになれますよ!
動画はテナー・サックス奏者、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)の演奏です。セント・トーマスはこの人のレパートリーとして最も広く知られています。
メインメロディは19秒辺りから、ソロは55秒辺りから始まります。
There Will Never Be Another You
日本語にすると「あなたに変わる人は決して現れないでしょう」みたいな感じです。実際に聴いてみると分かりますが、とてもロマンチックな曲なんです。
この曲もとても有名な曲で、本当に色んな奏者によってカバーされています。メロディがすごくキレイで、演奏してもとても楽しいです。色んな人にカバーされるのもうなずけます。
動画はジャズギタリスト、JOE PASS(ジョー・パス)の演奏です。私はギターをやっていたので、私の尊敬するギタリストのうちの一人です。見た目は可愛らしいおじさんといった感じですが、腕は一流です(笑)
メインメロディは6秒辺りから、ソロは1分1秒辺りから始まります。
Joe Pass Quartet - There Will Never Be Another You
Cheese Cake(チーズケーキ)
曲名がチーズケーキ!?と初めて聴いたときは衝撃を受けました。
でも曲自体はとてもかっこよく、惚れ惚れするようなメロディです。
動画はテナー・サックス奏者、Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)の演奏です。
メインメロディは10秒辺りから、ソロは45秒辺りから始まります。
jordu(ジョードゥ)
動画はジャズピアニスト、Duke Jordan(デューク・ジョーダン)の演奏です。
メインメロディはすぐ始まり、ソロは49秒辺りから始まります。
Jordu / Duke Jordan Trio (Two Loves 9/9)
Oleo(オレオ)
再び登場「モダン・ジャズの帝王」Miles Davis(マイルス・デイビス)が演奏しております。
曲名からしてオシャレな感じを受けますが、曲はかなり早くてめちゃくちゃカッコいいです!
マイルスはとても簡単そうに演奏していますが、めちゃくちゃ難しい曲です!
ジャズ研の先輩がトランペットでめっちゃカッコよく演奏しているのに憧れて、必死で練習したことがありますが、結局挫折しました(笑)
メインメロディはすぐ始まり、ソロは35秒辺りから始まります。
Blue Bossa(ブルーボッサ)
ボサノバというリズムで演奏されています。ジャズというイメージからは外れている、と思われるかもですが、これもれっきとしたジャズです。
動画はジャズピアニスト、Eddie Higgins(エディ・ヒギンズ)の演奏です。
メインメロディは11秒辺りから、ソロは49秒辺りから始まります。
Spain(スペイン)
曲名の通り、スペインっぽく情熱に溢れた名曲です!
とにかくかっこいいという言葉しか出てこないです。
一度聴いてみてください!
メインメロディはすぐ始まり、ソロは1分45秒辺りから始まります。
まとめ
以上、10曲の名曲を紹介しましたが、どれか1つでも好きな曲は見つかったでしょうか?
どれも私が大好きな曲で、本当に何回も聴いてきたものばかりです。
本来ならもっとたくさん紹介したいところですが、まずは入門編ということで10個に厳選させていただきました。
またいずれ別の記事でマニアックなところも攻めていきたいと思っていますのでお楽しみに!
*Amazonプライム会員ならかなりの数のジャズを聴けますよ!